ホテルの収益指標ProPOSTを解説

お得に旅行したい
先生、ホテルのProPOSTってどういう意味ですか?旅行の用語で出てきたのですが、よく分かりません。

トラベル研究家
ProPOSTは「Profit per One Occupied Space Time」の略で、日本語では『販売された1空間・時間(または食事時間)当たりの利益』という意味だよ。ホテルの部屋を販売して、どれだけの利益が出たかを測る指標の一つなんだ。

お得に旅行したい
なるほど。空間・時間あたりの利益…ということは、宿泊日数や部屋の広さによって変わるんですか?

トラベル研究家
その通り!例えば、同じ広さの部屋でも、1泊と2泊ではProPOSTは変わるよね。他に、レストランの食事提供時間帯や宴会場の利用時間などもProPOSTの計算に含まれる場合があるよ。
ホテルのProPOSTとは。
「ProPOST」は旅行業界で使われる用語で、ホテルの一部屋、一泊(あるいは一回の食事提供)あたりの収益を表します。
ProPOSTとは?

ProPOSTとは、1室あたり売上高を示すRevPARと並ぶ、ホテル経営において重要な収益指標の一つです。ProPOSTは”Profit per Occupied Room per Available Room”の略称で、日本語では「販売可能客室あたり宿泊客利益」と訳されます。 ProPOSTは、ホテルの収益性を評価する上で、客室稼働率だけでなく、コスト管理の観点からも分析することを可能にする指標です。
ProPOSTの計算方法

ProPOST(Profit per Occupied Sleeping Time)は、1室稼働時間あたりの収益を表す指標です。その計算式は下記の通りです。
ProPOST = (客室売上高 – 客室関連費用) ÷ 延べ宿泊時間数
それぞれの要素について詳しく見ていきましょう。
* 客室売上高宿泊料収入に加えて、ルームサービスやミニバーなど客室に紐づけて計上する売上を含みます。
* 客室関連費用客室清掃費やリネン代、アメニティ費用など、客室の稼働に伴い発生する費用です。
* 延べ宿泊時間数宿泊者全員の宿泊時間数を合計したものです。例えば、1泊2日で2名宿泊した場合は、2名 × 24時間/名 = 48時間となります。
ProPOSTを計算することで、客室の稼働状況に対して、どれだけ効率的に収益を上げられているかを把握することができます。
ProPOSTが重要な理由

ホテル業界において、収益の最大化は重要な課題です。ProPOSTは、そのための重要な指標として注目されています。一体なぜProPOSTがそれほど重要なのでしょうか?それは、ProPOSTが一室あたりの収益性を示す指標だからです。従来の客室稼働率だけでは、客室単価や追加サービスの収益を見落とす可能性がありました。ProPOSTはこれらの要素を包括的に捉え、ホテル全体の収益力をより正確に把握することができます。ProPOSTを分析することで、より効果的な価格設定や販売戦略を立てることが可能となり、収益向上に繋がるのです。
ProPOSTを向上させるための戦略

ProPOSTは、客室単価だけでなく、お客様1人あたりの収益を最大化することを目指す、非常に重要な指標です。ProPOSTを向上させるためには、いくつかの戦略的なアプローチが考えられます。
まず第一に、顧客セグメントごとに適切な価格設定を行うことが重要です。例えば、ビジネス客とレジャー客では、宿泊の目的や予算が異なるため、同じ価格設定ではいけません。それぞれのセグメントに合わせた価格設定を行うことで、収益の最大化を図ることができます。
第二に、追加サービスの販売促進も有効な戦略です。ホテル内レストランの利用や、スパ、エステなどのオプションサービスを積極的に提案することで、顧客1人あたりの消費額を増やすことができます。これらのサービスを宿泊プランに組み込んだり、割引を提供したりすることで、顧客の利用を促進することも有効です。
最後に、顧客との長期的な関係構築もProPOST向上に貢献します。顧客満足度を高め、リピーターを増やすことで、安定的な収益確保が可能となります。会員プログラムやポイントシステムを導入し、顧客に寄り添ったサービスを提供することで、長期的な関係を築くことができます。
これらの戦略を組み合わせることで、ホテルはProPOSTを効果的に向上させ、収益を最大化することができるでしょう。
ProPOSTと他の指標との関係

ProPOSTは、ホテルの客室単価と稼働率を組み合わせた指標ですが、他の収益指標とも密接な関係があります。例えば、RevPAR(Revenue Per Available Room 販売可能客室単価)は、ProPOSTと同様にホテルの収益力を測る上で重要な指標です。RevPARは、ホテル全体の客室売上高を販売可能な客室数で割ることで算出されます。
ProPOSTとRevPARは、どちらも客室の販売状況を把握するために用いられますが、ProPOSTは客室単価と稼働率の関係性をより明確に示すことができます。具体的には、ProPOSTが高い場合は、客室単価と稼働率のバランスが取れており、効率的に収益を上げていることを意味します。
一方、RevPARが高い場合でも、客室単価が低く稼働率が高い場合や、逆に客室単価が高く稼働率が低い場合があります。そのため、ProPOSTとRevPARを併せて分析することで、より詳細な収益状況を把握することが可能となります。
また、GOPPAR(Gross Operating Profit Per Available Room 販売可能客室あたり営業粗利益)とも関連があります。GOPPARは、RevPARから客室部門の運営費用を差し引いた指標であり、ホテルの収益性を見る上で重要です。ProPOSTの向上は、客室単価と稼働率の改善を通じて、最終的にはGOPPARの向上にも貢献すると考えられます。
