ホテルの収益指標ProPASTを解説

お得に旅行したい
先生、「ホテルのProPAST」ってなんですか? 旅行の用語で出てきました。

トラベル研究家
ProPASTは「Profit Per Available Space Time」の略で、日本語では『販売可能な1空間・時間(または食事時間)当たりの利益』という意味だよ。ホテルの客室やレストランのテーブルなど、販売できる空間と時間がどれだけの利益を生み出したかを示す指標なんだ。

お得に旅行したい
なるほど。例えば、ホテルの部屋が一部屋空いていて、それを一泊貸し出して利益が出たら、それがProPASTになるんですか?

トラベル研究家
そうだね。ただ、ProPASTは一部屋だけでなく、ホテル全体や特定の期間で計算されることが多いかな。例えば、一ヶ月間でホテル全体の客室のProPASTを計算することで、ホテルの収益力を分析することができるんだ。
ホテルのProPASTとは。
「ProPAST」はホテル業界で使われる用語で、客室やレストランなど、販売可能な空間と時間(または食事の時間帯)から得られる収益のことを指します。
ProPASTとは?

ProPASTとは、1室あたりどれだけの収益を生み出しているかを表す指標で、Profit per Available Roomの略称です。ホテル業界において、収益管理を行う上で非常に重要な指標とされており、客室の稼働率だけでなく、収益力を測るために活用されています。ProPASTを見ることで、ホテル全体の収益性を把握できるだけでなく、客室タイプ別の収益性の違いや、曜日や季節による変動などを分析することができます。
ProPAST計算方法

ProPAST(プロパスト)は、ホテルの一室あたりの収益性を示す指標です。ProPASTを計算するには、まず対象期間の客室売上高を算出します。客室売上高には、宿泊料金だけでなく、客室内の有料サービスの売上も含めます。次に、対象期間の宿泊人数を計算します。この宿泊人数には、大人だけでなく、子供も含まれます。最後に、客室売上高を宿泊人数で割ることで、ProPASTを算出できます。客室売上高 ÷ 宿泊人数 = ProPAST
ProPASTでわかること

ProPASTは、客室単価だけでなく、レストランや宴会場などの付帯施設も含めたホテル全体の収益力を測る指標です。ホテルの収益は、客室の稼働率や客室単価だけでなく、レストランや宴会場、その他施設の利用状況にも左右されます。ProPASTを見ることで、ホテル全体の収益性を把握し、それぞれの施設の収益貢献度や改善すべき点などを分析することができます。
従来の客室単価を示す指標であるADRやRevPARだけでは、ホテル全体の収益を把握するには不十分です。ProPASTを用いることで、より多角的にホテルの経営状態を分析できるようになります。
ProPAST活用例

ProPASTは、ホテルの収益管理において非常に有用な指標ですが、具体的な活用方法をイメージしづらい方もいるかもしれません。ここでは、ProPASTを用いた改善事例をいくつかご紹介します。
例えば、あるシティホテルでは、週末のProPASTが平日よりも低い傾向が見られました。そこで、週末の顧客層を分析した結果、家族連れが少ないことが判明。ファミリー向けプランを導入し、子供向けアメニティを充実させたところ、週末のProPASTが向上しました。
また、リゾートホテルでは、閑散期のProPASTの低迷が課題でした。そこで、ProPASTを向上させるために、閑散期限定の割引プランや、連泊客向けの特典を導入。その結果、従来よりも多くの宿泊客を獲得し、収益増加に繋げることができました。
このように、ProPASTは現状分析だけでなく、具体的な改善策を講じる上でも役立ちます。自社の課題や目標に合わせてProPASTを活用することで、より効果的な収益管理を実現できるでしょう。
ProPAST導入のメリット

ProPASTは従来の指標と比較して、より客室単価に焦点を当て、収益管理を重視した指標です。そのため、ProPASTを導入することで、ホテル経営における様々なメリットが期待できます。
まず、従業員一人当たりの収益貢献度を可視化できます。これにより、従業員のモチベーション向上や、効率的な人員配置、サービスの質向上に繋げることが可能となります。また、客室稼働率だけに依存しない収益管理が可能になるため、閑散期にも戦略的な価格設定や販売促進活動を行い、収益最大化を目指せます。さらに、ProPASTは国際的な指標であるため、海外のホテルと収益性を比較することが容易になります。グローバルな視点で自社の強みや弱みを分析し、経営戦略に役立てることができるでしょう。
